私はメダカの飼育を始めて10年になります。
毎年産卵から成魚まで成長させ個体数もかなり増えてきました。数年前から
- 11種類前後のメダカを飼育、販売
- 季節によってメダカの卵の販売
- ウィローモスやミジンコウキクサなど水草の販売
- レッドラムズホーンの販売
に力を入れています。
会社員をしながら毎月約2万円から3万円売り上げがありヤフオクでの評価は550近くの
高評価をいただいています。
孵化率をアップさせる方法7選
メダカは水温が20度以上、日照時間が13時間以上で産卵を始め、地域により差があります
が5月初めから10月はじめぐらいまで産卵をします。
メダカを飼育しているみなさんが経験する悩みの多くは孵化率の悪さではないでしょうか。
実は簡単に孵化率をアップさせる方法があるんですよ。
私が今まで飼育してきて孵化率を格段にアップさせる方法をこれから紹介しますね。
- 急激な水温の変化を避け飼育している水温に保つ
- カルキを抜かない水道水で飼育することで卵にカビが発生するのを抑える。
- 日照時間を13時間以上確保する。水槽用蛍光灯でも可能。
- メチレンブルー液を使用する。
- 万が一カビや無精卵の卵を見つけたら即取り除く。すぐに取り除かないと他の卵に移る。
- 産卵しているメダカを見つけたらすぐに卵を別容器に移す。
- 卵を付着糸から1個づつ切り離す。
急激な水温の変化を避け飼育している水温に保つ
卵の温度管理は20度以上28度以下が理想ですが、急激な温度変化により卵にカビが発生す
る確率が高くなります。
2,3度の差なら問題ないですが、それ以上になると孵化率に影響が出るので水換え時の
温度変化には特に注意しましょう。
カルキを抜かない水道水で飼育することで卵にカビが発生するのを抑えます。
カルキが含まれた水道水はメダカだけでなく魚全般に害を及ぼしますが、カルキが含
まれている水道水がカビや雑菌の発生を抑えてくれるので卵には害はありません。
水道水で卵を管理するようになってから完全ではないのですが、カビの発生がかなり抑制さ
れました。こちらは孵化率アップに重要項目です。
ただしカルキは1日で抜けてしまうので毎日水換えをしましょう。
日照時間を13時間以上確保する。水槽用蛍光灯でも可能です。
孵化率にかなり影響があるのは日照時間です。
薄暗い部屋では孵化率はかなり下がります。
その時無事に孵化しても成長が遅く奇形個体になったり、病気になったりと成魚まで成長す
る確率はかなり低くなります。
水槽用蛍光灯でも問題ないので光は十分に当てましょう。
メチレンブルー液を使用する。
こちら一般的に使用されている治療薬です。
白点病や尾ぐされ病の予防薬、治療薬で使われています。
殺菌作用があるため卵の容器に入れるとある程度カビを抑える効果があります。
因みに無精卵や死んでしまった卵は全体が青く染まるので染まった卵を見つけたらすぐに取
り除いてください。
無精卵を放置してしまうとカビが発生し卵が全滅することもあります。
万が一カビや無精卵の卵を見つけたらが即取り除く。すぐに取り除かないと他の卵に移ります。
メダカは個体により産卵数が違いますが基本的には1シーズンで数百個産むと
言われています。
それだけたくさんの卵を産むので無精卵で産まれてくる卵もあります。
ほとんど無精卵は白くなりますので見つけたらすぐに取り除いてください。
そのままにすると水カビが発生し他の有精卵に移る可能性があります。
こちらは孵化率アップに最重要項目です。
産卵しているメダカを見つけたらすぐに卵を別容器に移す。
もし産卵しているメダカを見つけたら網で掬い卵を取り除いてあげましょう。
そのまま放置すると水草に産み落としたり、水槽の底に落とすことがあります。
それをメダカはエサだと思い食べてしまうので孵化率に影響が出ます。
1個でも大事な卵なので確実に取り除き別の容器で管理しましょう。
卵を付着糸から1個づつ切り離す。
これは非常に重要です。
産みたての卵には付着糸が付いていて粘着力があります。
付着糸にゴミが付いたり卵同士がくっつきカビを発生させる原因になります。
卵の付着糸をきれいに取り除くことにより卵がツルツルになり水カビが発生しにくくなりま
すので手間はかかりますがこの作業はかなり重要です。
私は必ず面倒でもこの方法で孵化率を上げています。
ただし産みたての卵や産卵に慣れていない個体の卵は触っただけで潰れる可能性があります
ので注意しましょう。
こちらは孵化率アップに最重要項目です。
孵化率を上げる最大のポイント
メダカは1匹で数百個産むといわれているため無精卵は必ずあります。
100パーセント有精卵だけというのはまずありえないし、有精卵なら必ず孵化するかという
と絶対ではありません。
ただし孵化率を上げる方法はあります。
一番孵化率を上げるために重要なのはカビを防止することです。
カビさえ防止できれば孵化率は格段に上がります。
私が常に入れているのはミナミヌマエビです。
エビはごみやカビを食べてくれるので無精卵等があるとつまんで食べてくれます。
ただし入れすぎると酸欠や水質の悪化を招くので、プラスチック容器(縦15センチ、
横約10センチ)の場合の目安。
卵の個数30個以下、エビ2匹がベスト。
私は毎年エビと一緒に卵を飼育しています。
完璧にカビを防ぐことはできませんがエビは卵についている付着糸、ゴミ、カビを
食べてくれます。
雑食なので何でも食べてしまいますが有精卵は弾力があり丈夫なため指で触っても簡単には
潰れませんのでエビが卵を食べることはありません。
これだけは注意しましょう。
まとめ
今まで紹介してきた内容を簡単にまとめますね。
カルキ入りの場合とカルキ抜きの場合の卵の管理方法を記載します。
カルキ入りの場合
- メダカの卵を見つけたらすぐに卵を取り、付着糸から1個づつ切り離し別容器に移す。
- カルキ入りの水道水で管理しメチレンブルー液を少量入れる。
- 水換えは毎日行う。
- カルキ入りにはエビは入れない。
カルキ抜きの場合
- メダカの卵を見つけたらすぐに卵を取り、付着糸から1個づつ切り離し別容器に移す。
- カルキ抜きの水(飼育水がベスト)で管理しメチレンブルー液を少量入れる。
- エビを投入する。
- 水換えは毎日行う。
上記2つの方法でかなりの孵化率アップに繋がっています。
今孵化率が低く悩んでいるみなさんでも絶対に今よりは良くなりますので
必ず試してください。
私は数年前からヤフオクでメダカを販売しています。
孵化率を上げることにより個体数が増え売り上げも1.5倍に増えました。
生き物なので100パーセントはありませんが少しでも紹介した方法で孵化率は格段と
上がりますので是非試してみてください。