私はメダカの飼育を始めて10年になります。
毎年産卵から成魚まで成長させ個体数もかなり増えてきました。数年前から
- 11種類のメダカを飼育、販売
- 季節によってメダカの卵の販売
- ウィローモスやミジンコウキクサなど水草の販売
- レッドラムズホーンの販売
に力を入れています。
会社員をしながら毎月約2万円から3万円売り上げがありヤフオクでの評価は550近くの
高評価をいただいています。
今回は産卵はしたけど卵をどう管理すればよいのか?
はじめてメダカの産卵を経験した方に卵の管理方法を紹介しますね。
メダカの産卵から卵の管理の方法まで
メダカは光を13時間以上、水温が20度以上になると産卵を開始します。
オス、メスの相性が良いと毎日産卵し繁殖させることも可能で、初心者のみなさんでも
簡単に産卵させることができます。
産卵は朝が多くメスのお腹に数個から数十個ついているのがわかりますので卵を確認したら
早めに取りましょう。
- 産卵した卵の取り方
- 採った卵の管理方法
産卵した卵の取り方
メダカが産卵した時の卵の採り方を紹介します。
取り方は3パターンありメダカから直接採る方法と、産卵床に産み付けてから採る方法、
数日後に容器の底を網ですくって採る方法があります。
- メダカから直接卵を採る方法
- 産卵床に産み付けてから採る方法
- 容器の底を網ですくって採る方法
メダカから直接卵を採る方法
網で優しくメダカをすくいお腹についた卵を綿棒等で採ります。
私は直接手で採りますが慣れていないとメダカに傷をつける可能性があるので注意しましょ
う。
産卵床に産み付けてから採る方法
スポンジで作った産卵床を容器に入れておくと卵を産み落としますので
それから採る方法があります。
個体によって差がありますが数個から数十個産み落とす時があります。
容器の底を網ですくって取る方法
産卵床やウィローモスを入れておくと自然に産み付けるメダカがほとんどですが、卵を
全て回収するのは難しく容器の底に落ちる卵が非常に多いです。
容器の底を網で掬うとたくさんの卵が採取できることがあります。
確実に卵を採卵したいのであればお腹に付いた卵を丁寧に採取するのがベストです。
採った卵の管理方法
ここでは採取した卵の管理方法について紹介します。
管理の仕方でカビの予防にもなりかなりの確率で孵化率を高めることができます。
- メチレンブルーで管理
- 水道水で管理
- シュリンプを入れ管理
- 発泡スチロールのようなサイズの大きい容器で管理
私が実際に管理している方法は4つあります。
有精卵であればどの方法を使っても問題ありません。
卵が育たない原因のNO1はカビの繁殖です。
カビを防止すればほとんどの卵は孵化しますが、特に夏場は採取した時は有精卵でも気温が
上がるとカビが繁殖し孵化率が低下しやすいです。
そのため完全ではないですが予防する方法を紹介します。
メチレンブルーで管理
メチレンブルー液は水カビ防止に使われます。その他にもメチレンブルー液を入れ有精卵と
無精卵を見分けることもできます。
- 有精卵は卵が青くならない。
- 無精卵は卵全体が青く染まる。
メチレンブルー液は成体の病気の予防、治療薬だけでなくカビの防止に使われます。
水道水で管理
カルキを抜かない水道水で卵を管理できます。
カルキは水カビを防ぐ役割をしますので卵の段階ではカビの防止になります。
ただし毎日水換えは必要なので水温の急激な温度差に注意して交換してください。
シュリンプを入れ管理
卵にはネバネバした糸がついていますので
シュリンプを入れると無精卵や水カビ、ゴミを食べてくれます。
ツマツマしながら卵の周囲をきれいにしてくれるのでカビの防止になります。
シュリンプは有精卵を食べることはないので卵と一緒に飼育すると
カビの予防になりますよ。
ただし完全に予防することはできないので過度の期待は禁物です。
発泡スチロールのようなサイズの大きい容器で管理
私はウィローモスの上に卵を乗せて発泡スチロールで飼育しています。
一番管理方法で簡単に孵化させることができる方法は実はこれなんです!
サイズの大きい容器に卵を入れ管理しているといつの間にか孵化して、さらに孵化率も
かなり高く感じました。
まとめ
最後にまとめると
- 水温20度以上、光を13時間以上当てる。
- 卵を産んだ個体を見つけたら別の容器に移す。
- 卵にカビが生えないように水の交換をこまめに行う。
- 白い卵(無精卵等)を見つけたらすぐピンセットで取り除く。
以上のことに注意して飼育すると高確率で孵化率が上がり繁殖させることができますよ。
卵はカビが天敵なのでカビを防止する方法を試してみてください。