メダカの卵の管理の仕方
私はメダカの飼育を始めて10年になります。
毎年産卵から成魚まで成長させ個体数もかなり増えてきました。数年前から
- 11種類のメダカを飼育、販売
- 季節によってメダカの卵の販売
- ウィローモスやミジンコウキクサなど水草の販売
- レッドラムズホーンの販売
に力を入れています。
会社員をしながら毎月約2万円から3万円売り上げがありヤフオクでの評価は550近くの
高評価をいただいています。
今回は孵化率をいかにして上げるか!これから紹介します。
目次
- 卵の管理の仕方で必ず孵化率が上がる。
- 水カビを防げれば孵化率は上がる。
- 卵についている付着糸を取ることによって水カビを防止できる。
- 水カビを食べてくれるミナミヌマエビを入れる。
- カルキ入りの水道水で管理する。
卵の管理の仕方で必ず孵化率が上がる。
メダカは水温が20度を超すと産卵を始めます。
基本的にどんなメダカでも孵化率には差がありますが、産卵をさせることは
難しくありません。
しかし産卵させても孵化率が低いと生存率にも影響が出ますので、いかにして孵化率を上げ
るか!実は管理の仕方によって孵化率を上げることができるんですよ。
水カビを防げれば孵化率は上がる
5月になり暖かくなるとメダカは産卵をはじめます。
産卵初期は無精卵が多くすぐに潰れてしまったり白くなってしまう卵が多くみられます。
その中に有精卵を見つけたら必ず別の容器に移して管理してください。
とは言っても卵の管理は簡単そうで意外と難しいです。
なぜなら卵には水カビが発生しやすくカビが他の有精卵に移り孵化率を
低下させるからです。
無精卵で白くなった卵や水カビが発生したら早急にピンセットでつまんでカビを取り除きま
しょう。
画像の左は水カビが生えた卵です。右は正常な卵なので白くなっているのがわかります。



ここで卵をどのように移し管理するのかいくつかお伝えします。
- メダカのお腹についた卵や、水草、産卵床に産み付けた卵を採る。
- 容器(大きめの発泡スチロール等)で25度前後の水道水やグリーンウォーターを入れる。
- 卵を容器(大きめの発泡スチロール等)に入れる。付着糸で数個~数10個まとまっていることがほとんどなので面倒でも付着糸から1個づつ切り離すのが一番いい方法です。
- カルキ入りの水は卵に付くカビの防止になりますが注意が必要です。飼育水がおススメです。
- どんなに丁寧に管理しても全ての卵を無事に孵化させることはできません。重要なのは白くなったりカビが生えた卵は即取り除くことです。面倒でもこの方法が孵化率を上げてくれますよ。
- 積算温度250度で孵化します。25度の水温なら10日ぐらいで孵化します。
卵についている付着糸を取ることによって水カビを防止できる。


卵には必ず付着糸がついています。
付着糸がカビを発生させる原因になっているので面倒でも一つずつ付着糸から卵を取り除く
ことにより上記右のようなきれいな有精卵になります。
面倒ですがかなりの確率で孵化率が上がるので試してみてください。
水カビを食べてくれるミナミヌマエビを入れる

ミナミヌマエビは水カビを食べると言われています。
私も長年メダカと混泳させメダカが産卵したときはエビを入れカビ防止に使用しています。
無精卵等の卵はエビが食べて多少の防止にはなりますが完全に取り除くことはできない
ので「多少の予防になるかな?」程度に考えてください。
カルキ入りの水道水で管理する。
今まで試した中ではこの方法がカビの防止に最適でした。
毎日カルキ入りの水に交換し孵化が近い卵を見つけたらカルキの抜いた水に移し替えれば
孵化した針子も安全です。
まとめ
今まで紹介してきましたが簡単にまとめると
- カビをこまめに取り除ければ有精卵はかなりの確率で守れます。
- 孵化率を上げる方法は付着糸から卵を採ることです。
- カビ防止にミナミヌマエビを投入するのも方法です。
- カルキ入りの水道水が一番効果あるかも!
簡単にまとめましたが長年飼育してきてカビを防止すればかなり個体数を増やすことができ
ます。
メダカの種類によっても無精卵が多い種類、有精卵を産むが卵が柔らかくつぶれてしまう、
ほとんど無精卵はなく卵も弾力がありつぶれにくいもの、など個体により卵の質も変わって
きます。
孵化率を上げたければカビを防ごう!カビが天敵!取り除こう!大きめの容器に卵を移動!
これらを守って少しでも孵化率を上げ個体数を増やしてみてください。