私はメダカの飼育を始めて10年になります。
毎年産卵から成魚まで成長させ個体数もかなり増えてきました。数年前から
- 11種類のメダカを飼育、販売
- 季節によってメダカの卵の販売
- ウィローモスやミジンコウキクサなど水草の販売
- レッドラムズホーンの販売
に力を入れています。
会社員をしながら毎月約2万円から3万円売り上げがありヤフオクでの評価は550近くの
高評価をいただいています。
メダカの飼育はコツさえつかめば誰でも簡単にできるんです。
これからメダカの飼育をはじめるみなさんに少しでもためになる情報を紹介しますね。
メダカの飼育は超簡単!
たくさんの家庭で観賞用として飼育されているメダカですが産卵から成魚まで育ててみたこ
とはありますか?
ほとんどの家庭ではメダカを近くのメダカショップやホームセンターまたは道の駅などで
購入し、観賞目的で飼育されています。
もちろん産卵させ増やすことは可能ですし、楽しみをもって日々育てることがメダカにとっ
ても大事なことですよね。
メダカの飼育は難しいのか?お金はどのくらいかかるのか?
はじめて飼育する方は心配ですよね。
答えはメダカの飼育は超簡単で,お金もほとんどかけずに飼育する方法があるんですよ。
それではまずはじめにメダカ飼育に必要なものを紹介します。
飼育に必要なもの
- 容器 水槽やプラスチック製の容器など深さがある容器であれば大丈夫です。ガラス製の水槽、プラスチックの容器、プラ舟、メダカ鉢などがあります。
- 底砂 バクテリアの住処になり水をきれいにします。大磯砂、田砂、メダカ用ソイルなどがあります。
- 水草 産卵床の代わりになります。カボンバ、アナカリス、ウィローモス、ホテイアオイ、アヌビアス、ミジンコウキクサなどがあります。
- カルキ抜き カルキはメダカにとって害になりますので必ず使用しましょう。テトラコントラコロラインがおススメです。
- エサ ホームセンターに売っています。フレークタイプや固形タイプなどがあります。
- メダカを掬う網 こちらは絶対必要です。
こちらに紹介したものを全部用意しても1000円前後でスタートさせることができます。
ホームセンターでほとんど購入することができますし、安く済ませたいと思っている方は
100均で購入できるのもあります。
もちろんお金をかければもっとおしゃれで高級感のあるアクアリウムにすることも可能で
す。
さらにあれば便利なもの
- 濾過器 ゴミを取り除ききれいな水にします。主にガラス製の水槽で飼育をする方が使用しています。水槽のサイズに合った物を必ず購入してください。
- 流木 メダカの隠れ家になります。
- 水温計 急激な水温の変化を温度管理することで防げます。
メダカの産卵から成魚までの育て方
メダカは他の魚と比較しても飼育は難しくありません。
暑さ、寒さにも強いのでコツさえつかめば誰でも産卵から成魚まで成長させることが
可能です。
卵から成魚に至るまでの飼育方法を紹介しますので参考にしてください。
卵
産卵するとお腹のところに数個~数十個ついています。
産卵床や水草に産み付けますがもし可能なら綿棒などでやさしく採ってあげましょう。
採取した卵は容器に入れ保管しますが容器は100均にあるプラスチック製の入れ物で大丈夫
です。大事なポイントは
孵化までの日数
孵化率が低い場合
産みたての卵は黄色っぽい色をしていて日にちが経つと徐々に黒くなっていきます。
途中で白くなったりカビが発生したら要注意です。
無精卵を取り除かないと有精卵にカビが移り孵化率が悪くなります。
必ず無精卵は取り除く
無精卵を取り除かないとカビが発生し有精卵にもうつる可能性があります。
有精卵にカビが移ると孵化率の低下や奇形の個体の発生確率が高くなるので注意しましょ
う。
孵化
孵化したばかりの稚魚は2,3ミリぐらいの小さな体をしています。
孵化してから4日は栄養分のヨークサックがあるのでエサやりは控えましょう。
水質の変化にも敏感ですぐに死んでしまう針子がいますのでグリーンウォーターが
一番おススメです。
孵化して3,4日は何もしないでそっとしておきましょう。
まだまだ泳ぐ力も弱く死んでしまう個体が多いから何もしないのが一番です。
エサも与えるのは控えましょう。
メダカは光が命です。室内では必ず蛍光灯を使用するのをおススメします。
光不足は絶対成長しないから注意しましょう。
針子
孵化して5日目ぐらいから針子用のエサを与えてみましょう。
針子は体が非常に小さいのでたくさんの量を食べることができませんので、エサの与えすぎ
は水質が悪化し体力のない針子は死んでしまう可能性が非常に高いです。
もし量がわからなければ一つまみ与えてみましょう。
この時期は成長が早いので少ない量で1日数回与えるようにしましょう。
そして重要なポイントを紹介します。
ここでメダカ飼育に重要なグリーンウォーターの作り方を紹介します。
グリーンウォーターの作り方
バケツに水を入れ外に放置します。
夏だと1~2週間ぐらいで画像のようなグリーンウォーターが出来上がります。
さらに必要になれば画像のグリーンウォーターとカルキを抜いた水を1:1の割合で混ぜれ
ば出来上がります。
ただし冬だとかなりの日数がかかります。
針子から幼魚まで
針子から幼魚になるまでが一番成長が難しい時期です。
なぜならたくさんの危険があり屋外の場合は昆虫に食べられたりするリスク、その他仲間同
士で争ったり、病気になったり死のリスクが非常に高いです。
私の経験上卵からの孵化率は80%あっても針子から幼魚まで育つのは50%まで下がりま
す。
針子から幼魚までの期間は大体1か月ほどで1センチ前後に育ちます。
幼魚
エサを食べスクスクと育った針子は、少しずつメダカらしい体形になってきま
す。このころからそれぞれが持っているメダカの個性が出てきます。
幼魚の期間は1か月程で2センチ前後に成長します。
幼魚から成魚まで
幼魚から成魚への成長はエサの食べさせる量にもよりますがおよそ1か月ぐらいです。
体が大きくなるにつれエサの食べる量も増えてきます。
ここで成魚まで早く成長させたい方に私が実際に実行しているエサやりの方法をお伝えします。
それは飽和給餌という方法です。
飽和給餌とは
満腹になるまでエサを食べさせることです。
1回の与える量を多くすると食べ残しが発生し水質の悪化を招いてしまうので、
1分弱で食べれる量のエサを数回与え、これを1日5~6回与えています。
産卵するためには栄養が良くないと産卵数が少なかったり、産卵しても無精卵が多かったり
します。
また体力がなく病気になる個体も出てきます。
夏の暑い時期は食欲旺盛なので是非試してみましょう。
私は5月に入り20度を超す日が続いてくるあたりから飽和給餌でエサやりをはじめます。
その後成長し毎年たくさんの卵を産み8割以上は有精卵です。
まとめ
今まで紹介してきましたがメダカを産卵させ、増やすことは難しくありません。
産卵させるにはメス:オスは6:4又は7:3がおススメで必ずメスの割合を
多くしてください。
また産卵には栄養の豊富なエサを与えることが重要です。
私はエサは長年Hikariメダカのエサ産卵・繁殖用を使っていてイチ押しできる最高のエサで
す。
エサの量は少量ずつ数回に分けて与えるのがベストです。
そして一番重要なのは光です。
屋内飼育なら蛍光灯、屋外飼育なら日光です。
私が10年メダカを飼育して分かったことは孵化してから成魚に成長するのは
5割~良くて7割ぐらいです。
今まで紹介しましたがメダカは毎年たくさんの卵を産みますので初心者のみなさんでも
簡単に孵化させて育てることが簡単な魚です。
小学生の自由研究の題材でメダカを育てる方もいますし、趣味や販売目的で育てる方もいま
す。
簡単に育てることができるので是非挑戦してみてください。